優待クロスのやり方~株主優待をタダ取りする方法~【入門編】

優待クロスとは?

株価の上下に左右されることなくローリスクで優待品だけいただけちゃうという、企業から見たらくそみたいな行為のことです!
この記事ではやるのに入門編として最低限の準備、やり方を紹介しますね

優待クロスの期待値

持ってるお金の4%くらいの利益/です。

1回の利益だと、だいたい株の購入金額の0.5%~1%くらいの優待品が貰える

例えば8月優待の吉野家なら、100株購入=約22万円で3000円分の優待券が手に入ります。

毎月そんな感じで優待を取っていくと1000万円持ってたら年間で約4%、40万円ほどの優待品を手に入れるのはそれほど難しく有りません。

「ある程度お金は貯まったけど投資は怖い」
「家族で外食するとチェーン店でも毎回何千円もかかって大変だから安くしたい!」
「たまにはちょっと高いお肉やフルーツなんかを食べたくなるのよねぇ」
なんて方にはとてもオススメです!!

株主優待とは?

毎月の「権利付き最終日」に株を持ってると、商品券・食事券・自社製品・クオカードなどが貰えるシステムのことです。
権利付き最終日は月末最終営業日が多い。
例)2020年8月なら8月31日
その日に株を持っていると株主優待、配当金がもらえる権利が発生します。
ただし、株の購入(約定)→株の受け渡しには2営業日かかり、2020年8月31日に株を「持っていることにする」ためには2020年8月27日までに株を注文し購入していなければいけません。
もちろん株なので価格の変動があり「吉野家100株22万円で購入したら半年ごとに優待券3000円&配当ももらえて爆益や~(∩´∀`)∩」
なんてことにはなりません。
100円下がったらx100株=マイナス1万円で3回優待もらっても損してますね!
そこでそのリスクをゼロにする必勝法が「つなぎ売り(クロス)」取引です。
売り買いを同時に注文するクロス取引では株価変動のリスクはゼロになりますが「貸株料」という信用売りにかかる金利+各証券会社の注文手数料がコストになります。

優待クロスのメリット

  • 株価の変動を無視して株主優待の権利を取得できる
  • かかるコストが「金利x日数」「取引手数料」のみなので確実に計算できる

優待クロスのデメリット、リスク

  • 株価がストップ高、ストップ安になった場合、注文の一部しか約定せず大損する可能性がある

くらいですがそういうケースはレアなので実質ノーリスクと言ってもいいくらい

ゼロから優待クロスやるまでの流れ

一番オススメの日興証券での例ですと、

  1. 証券口座開設
  2. 入金
  3. 信用口座開設
  4. 一般信用在庫数チェック
  5. 注文(一般信用売り+制度信用買いを同時に行う)
  6. 権利確定後現渡しする

信用口座開設さえクリアできればあとはゲームみたいにただ操作覚えるだけって感じです。

証券口座開設

おすすめはSMBC日興証券
<おすすめ理由>
一般信用売り(3年)の貸株料が1.4%で業界最安レベル!(楽天やSBIは年利3.9%)
信用取引手数料が0円 (楽天証券だと大口優遇条件達成しないとこうならない)

口座へ入金&信用取引口座開設

200~300万円ほど入金してから申請したほうがよい。
できれば取引も何回か行ってから申請します。
電話かかってくる場合もありすが、想定問答準備しておく。たいてい申込時の設問のような内容らしくはいはい答えてれば終わるらしい
審査基準はブラックボックスに包まれておりネット上ではほとんど情報がありません。
知人の例で、専業主婦で新規口座開設→すぐ300万円入金→取引なしで信用口座開設申請→審査OK というケースがあります
200万円+取引実績あり後に申請でも審査落ちだったり、20後半の院生が日興フロッギーで現金化目的で新規口座に500万ブチ込んで審査OKだったり。
とにかく最初の入金額と入力する取引年数が重要?な感じはします。

一般信用在庫チェック&注文

ここまで準備できたらあとはほしい銘柄を注文するだけ。

  1. 「返済期限3年」を選ぶと「一般信用売建可能数」が表示されるので在庫あれば注文します。
    30700株あるのでOK
  2. 注文数→100株、注文単価→成行、執行条件→なし、期間指定→当日中
  3. 注文内容を確認→注文する。で注文完了
  4. 信用買い注文も同じ条件で実行する
    返済期限→6ヶ月(一般信用より金利安いため)、注文数→100株、注文単価→成行、執行条件→なし、期間指定→当日中
  5. これで一般信用売り&制度信用買いのクロス注文が完了しました。

 

制度信用建玉を現引き処理して現物株にする

これで権利付き最終日を通過すれば優待貰える状態になりました

現渡し処理

株を処分後の受け渡し日=2営業日後が権利付き最終日の翌営業日となるよう日に注文します。
例)2020年8月末権利銘柄の場合:2020年8月28日に現渡注文する→9/1に受け渡しとなる(8/31は株を持ってる状態)

完了、2~3ヶ月後に優待が届く

これで一連の流れは終了したのであとは優待品が届くのを待つだけです。
これを銘柄ごとに繰り返します。

まとめ

いかがでしたか?
ゼロから優待クロス注文完了までの流れを解説しました。
今回は一番オススメの日興証券を対象にしましたが逆日歩の発生しない「一般信用売り」が可能な証券会社ならローリスクな優待クロスは可能です。
最初の一歩を踏み出したら次は【応用編】を参考にしてみてください。
優待クロスのやり方~株主優待をタダ取りする方法~【応用編】

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